大腿四頭筋(Quadriceps)の解剖や起始停止・膝関節の運動について
大腿四頭筋(Quadriceps:クアッドリセプス)とは 大腿四頭筋(Quadriceps)は、外側広筋・内側広筋・大腿直筋・中間広筋の合計4つの筋肉の総称である。股関節や膝関節の運動に大きく関与しており、人間の下肢運動には欠かせない筋肉群である。大腿四頭筋は大腿部の前面に付着しており、中間広筋以外は体表から容易に触知することができる。大腿骨の後面に付着しているハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)とは拮抗筋の関係にあり、大腿四頭筋は膝関節の伸展・ハムストリングは膝関節の屈曲に対して主に作用す ...
【肩甲帯の運動学】肩甲骨の下方回旋に作用する筋はどれか【第53回理学療法士国家試験AM71】
第53回理学療法士国家試験AM71 肩甲帯の運動を理解する 肩甲帯の運動とは、わかりやすく言い換えると「肩甲骨の動き」である。四肢を中心に考えると、関節が大きく動くイメージがあるかもしれないが、肩甲帯の動きに関してはそこまで大きな動きは起こらない。 しかしながら、肩甲帯の運動は肩関節疾患をみる上でとても重要な指標になるほか、国家試験にも頻出している。そのため、確実に回答できるように準備しておこう。 まずは、肩甲帯の運動の種類について紹介していく。 肩甲帯の挙上 挙上では主に上内 ...
【図解】膝蓋骨で正しいのはどれか【第54回理学療法士国家試験AM71】
第54回理学療法士国家試験AM71 膝蓋骨の移動について 膝蓋骨には上部は大腿四頭筋腱、下部は膝蓋腱が付着しており、大腿四頭筋の働きによって上下に移動する。大腿骨と関節を形成しているが、浮遊骨と認識しても問題はない。ここからは膝の運動とそれに伴う膝蓋骨の移動について紹介する。 膝伸展に伴う膝蓋骨の移動 膝関節が伸展するためには、大腿四頭筋の十分な収縮が必要になる。大腿四頭筋は下前腸骨棘(骨盤)から起始している筋肉であるため、収縮すると上方向へ引き上げる力を発揮する。つまり、膝関 ...
骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。【第50回理学療法士国家試験PM90】
第50回理学療法士国家試験PM90 各骨折の概要 理学療法士国家試験には、沢山の骨折名が登場する。主に整形外科学分野の問題であることが多く、大半は骨折の名称と基本的な概要を把握していれば正答することができる。骨折部位を覚える上で、前提条件として解剖学の知識が必要になるため、骨の解剖が把握できていない場合はそちらの学習を優先することをオススメする。ここでは、Jefferson骨折・Malgaigne骨折・Monteggia骨折・Colles骨折・Smith骨折・Bennett骨折・Dupuyt ...
大腿骨について正しいのはどれか。【第49回理学療法士国家試験午後52】
第49回理学療法士国家試験PM52 大腿骨の解剖学的構造 大腿骨の解剖は理学療法士国家試験にも頻出している。解剖学的な事項はほぼ暗記問題であるため、覚えておかなければ正答することはできないが、文字だけではなく画像としてイメージすることができていれば、さほど難しくはない。ここからは大腿骨の解剖学的な特徴について、画像を利用しながら解説していく。 大腿骨における各部分の分類 まずは大腿骨の各部分を大まかに分類するための呼称を紹介していく。 大腿骨は大きく分けて4つの部 ...
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股関節の内旋運動に関与する筋はどれか。2つ選べ。【第48回理学療法士国家試験PM71】
第48回理学療法士国家試験PM71 股関節の運動に関与する筋 今回の問題で登場している股関節の筋と作用は以下のようになっている。 小殿筋(gluteus minimus) 起始:腸骨後面 停止:大転子 作用:股関節の伸展・屈曲・外転・外旋・内旋 大殿筋(gluteus maximus) 起始:腸骨・仙骨・尾骨後面 停止:腸脛靭帯・殿筋粗面 作用:股関節の伸展・外旋・外転 縫工筋(sartorius) 起始:上前腸骨棘 停止:鵞足(脛骨上部内側) 作用:股関節の屈曲 ...
側頭葉にあるのはどれか・前頭葉に含まれるのはどれか・頭頂葉にあるのはどれか
第49回理学療法士国家試験AM55 理学療法士国家試験に出題される脳の問題について 理学療法士国家試験には、脳・神経系の問題が必ず出題される。実地問題・専門問題両方に出ているため、今回紹介する脳の解剖学的事項は必須の知識となる。 脳・神経系の問題を解く際に必要となる知識は、大まかに分けて「解剖・役割」の2つに大別される。役割を理解することで、発生している症状を理解することにつながるのである。しかしながら、その部位がどこにあるのかを正確に把握していないと、そもそも覚えることが難しい。 近年では ...
骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。【第50回理学療法士国家試験PM90】
第50回理学療法士国家試験PM90 各骨折の概要 理学療法士国家試験には、沢山の骨折名が登場する。主に整形外科学分野の問題であることが多く、大半は骨折の名称と基本的な概要を把握していれば正答することができる。骨折部位を覚える上で、前提条件として解剖学の知識が必要になるため、骨の解剖が把握できていない場合はそちらの学習を優先することをオススメする。ここでは、Jefferson骨折・Malgaigne骨折・Monteggia骨折・Colles骨折・Smith骨折・Bennett骨折・Dupuyt ...
【図解】膝蓋骨で正しいのはどれか【第54回理学療法士国家試験AM71】
第54回理学療法士国家試験AM71 膝蓋骨の移動について 膝蓋骨には上部は大腿四頭筋腱、下部は膝蓋腱が付着しており、大腿四頭筋の働きによって上下に移動する。大腿骨と関節を形成しているが、浮遊骨と認識しても問題はない。ここからは膝の運動とそれに伴う膝蓋骨の移動について紹介する。 膝伸展に伴う膝蓋骨の移動 膝関節が伸展するためには、大腿四頭筋の十分な収縮が必要になる。大腿四頭筋は下前腸骨棘(骨盤)から起始している筋肉であるため、収縮すると上方向へ引き上げる力を発揮する。つまり、膝関 ...
回旋筋腱板(Rotator Cuff:RC)の解剖・起始停止・運動について
回旋筋腱板(Rotator Cuff:RC [ローテーター・カフ])とは 回旋筋腱板(Rotator Cuff : RC)とは棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋からなる、板状の腱板のことである。4つの筋肉の腱部分はいずれも肩関節を包むように付着しており、肩関節の運動を補強している。以下には回旋筋腱板を構成している各筋肉の概要を紹介する。 棘上筋(Musculus Supraspinatus) 棘上筋(Musculus Supraspinatus)は肩関節外転作用を持ち、三角筋中部繊維の補助を担 ...
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【図解解説】肩の解剖・運動学|起始停止・運動・神経・靱帯・関節可動域
肩関節とは 肩関節とは、肩甲骨の関節窩と上腕骨頭で構成される関節である。3軸性の球関節であり、骨頭と関節窩の割合が(骨頭:関節窩=3:1)と運動の自由度が高い。肩甲骨関節窩には軟骨性の関節唇があり、これが力学的弱点をカバーする形態を取っている。他にも腱板や靱帯などが関節窩の浅さを補っている。 肩関節の靱帯 肩関節には、烏口上腕靱帯・烏口肩峰靭帯・関節上腕靭帯の計3つの靱帯が存在している。この中でも烏口上腕靱帯は肩関節の運動に関与することも多く、泉水ら(※1)およびPouliartら(※2)に ...
閉塞性換気障害を呈するのはどれか。2つ選べ。【第44回理学療法士国家試験PM72】
第44回理学療法士国家試験PM72 閉塞性換気障害とは 閉塞性換気障害とは、炎症のため気道が狭くなってしまい瞬発的な呼出ができなくなった状態のこと。肺内に空気が残りやすくなるため、肺のコンプライアンス(膨らみやすさ)は上昇する。 1秒率(FEV1%)が70%以下の場合、閉塞性換気障害であると判断する。 肺気腫 肺胞壁が拡大しすぎることで生じる閉塞性換気障害である。気管支には平滑筋が付着しており、これによって肺胞および肺胞へつながる気管支は常に広がった状態となっている。 肺気腫で ...
股関節の内旋運動に関与する筋はどれか。2つ選べ。【第48回理学療法士国家試験PM71】
第48回理学療法士国家試験PM71 股関節の運動に関与する筋 今回の問題で登場している股関節の筋と作用は以下のようになっている。 小殿筋(gluteus minimus) 起始:腸骨後面 停止:大転子 作用:股関節の伸展・屈曲・外転・外旋・内旋 大殿筋(gluteus maximus) 起始:腸骨・仙骨・尾骨後面 停止:腸脛靭帯・殿筋粗面 作用:股関節の伸展・外旋・外転 縫工筋(sartorius) 起始:上前腸骨棘 停止:鵞足(脛骨上部内側) 作用:股関節の屈曲 ...
【問題演習】57回PT国家試験(PM21-100)問題と回答
【問題演習用】第57回PT国家試験(PM21-100)の問題と正答です。 解説は順次掲載しますので、もう少々お待ち下さい。 問題21-30 1. 肺 炎 2. 老 衰 3. 心疾患 4. 悪性新生物 5. 脳血管疾患 1. 時間をかけて作成する。 2. 自分の考えも含めて記載する。 3. 医療事故に至らない場合は作成しない。 4. 責任の所在を追求することが目的である。 5. 管理者は報告しやすい環境を作ることが重要である。 1. 関節リウマチ 2. Parkinson 病 3. 引き抜き損 ...
成人の安静開脚立位で安定しているのはどれか。【第52回理学療法士国家試験午前69】
第52回理学療法士国家試験AM69 安定性に関する問題のポイント 立位・座位に関わらず、ここから紹介する内容はリハビリを行う上での基本的な物理学の知識となる。コントロールの悪い患者に対しては安定性の高い運動から処方し、徐々にレベルを上げていくことが重要となる。リハビリの難易度を設定する上でも必須の知識であり、問題自体のレベルも低いため、確実に得点できるようにしておきたい。 重心の高さ 重心とは体の重さの釣り合いが取れている点のことを意味している。前後左右方向の重心と上下方向の重 ...
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腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。【第46回理学療法士国家試験PM86】
第46回理学療法士国家試験PM86 腰椎椎間板ヘルニアの概要 腰椎椎間板ヘルニアでは、椎体と椎体の間にある椎間板内部の髄核が突出してくることにより脊髄が圧迫され神経症状が出現する。好発部位は第4腰椎と第5腰椎の間であり、椎間板ヘルニアの8割以上を占めるという報告もある。 理学療法士国家試験で出題される椎間板へニアの問題で重要になるポイントは、以下の3つである。 どのレベルで障害されているか(高位判定) 障害された神経根の支配筋は何か 障害された神経根の感覚領域はどこか これらを把握することが ...
嚥下で誤っているのはどれか。【第47回理学療法士国家試験PM67】
第47回理学療法士国家試験PM67 類似問題:第46回理学療法士国家試験AM66 嚥下運動とは 嚥下運動とは、口腔内(口の中)で食塊(食べ物の塊)を形成し、食道・胃へ送る一連の運動のことです。簡単に言えば、食べ物を飲み込む動作ということになります。嚥下運動は口腔期(こうくうき)・咽頭期(いんとうき)・食道期(しょくどうき)の3段階に大きく分類され、それぞれで各部位が特徴的な動きをします。 嚥下運動のリハビリは言語聴覚士の分野となるため、理学療法士の国家試験で問われるのは簡単な解 ...
心電図の波形で正しいのはどれか。【第53回理学療法士国家試験PM68】
第53回理学療法士国家試験PM68 類似問題:第46回理学療法士国家試験AM65 拍動を担っている心臓の刺激伝導系 心臓は律動的な拍動を行うために、いくつかの線維が連結して電気信号をやり取りしている。これらの線維はまとめて刺激伝導系と呼ばれ、主に洞結節(洞房結節・ペースメーカーともいう)・房室結節・ヒス束・左脚・右脚・プルキンエ線維で構成されている。各繊維に刺激が行き渡ることで、支配している心筋が収縮する。後に紹介する心電図波形とリンクしているため、確実に定着させておきたい。 ...
正面から見た大動脈の模式図を示す。 番号と血管名の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。【第49回理学療法士国家試験AM58】
第49回理学療法士国家試験AM58 類似問題:第50回理学療法士国家試験PM59 大動脈の分岐について 動脈の分岐について問われた問題である。基本的な循環器系の解剖知識問題のため、知っていれば容易に正解することができる。左右で対称性があり比較的覚えやすいので、余裕があれば、血管が上行した先にあるウィリス動脈輪も併せて覚えておきたい。以下の画像を参考に覚えておくとよい。
【問題演習】57回PT国家試験(AM21-100)問題と回答
【問題演習用】第57回PT国家試験(AM21-100)の問題と正答です。 解説は掲載しておりませんので、各種専門書をご確認ください。 問題21-30 1. 専門用語で説明する。 2. 説明用の文書を用意する。 3. 治療のデメリットは伝えない。 4. 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。 5. 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。 1. ハンドリングを行う。 2. 休憩を入れずに練習する。 3. 踵接地の練習を繰り返し行う。 4. 後ろ歩きや横歩きの練習を取り入れる。 5. ...
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