【肩甲帯の運動学】肩甲骨の下方回旋に作用する筋はどれか【第53回理学療法士国家試験AM71】
第53回理学療法士国家試験AM71 肩甲帯の運動を理解する 肩甲帯の運動とは、わかりやすく言い換えると「肩甲骨の動き」である。四肢を中心に考えると、関節が大きく動くイメージがあるかもしれないが、肩甲帯の動きに関してはそこまで大きな動きは起こらない。 しかしながら、肩甲帯の運動は肩関節疾患をみる上でとても重要な指標になるほか、国家試験にも頻出している。そのため、確実に回答できるように準備しておこう。 まずは、肩甲帯の運動の種類について紹介していく。 肩甲帯の挙上 挙上では主に上内 ...
【図解解説】肩の解剖・運動学|起始停止・運動・神経・靱帯・関節可動域
肩関節とは 肩関節とは、肩甲骨の関節窩と上腕骨頭で構成される関節である。3軸性の球関節であり、骨頭と関節窩の割合が(骨頭:関節窩=3:1)と運動の自由度が高い。肩甲骨関節窩には軟骨性の関節唇があり、これが力学的弱点をカバーする形態を取っている。他にも腱板や靱帯などが関節窩の浅さを補っている。 肩関節の靱帯 肩関節には、烏口上腕靱帯・烏口肩峰靭帯・関節上腕靭帯の計3つの靱帯が存在している。この中でも烏口上腕靱帯は肩関節の運動に関与することも多く、泉水ら(※1)およびPouliartら(※2)に ...
骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。【第50回理学療法士国家試験PM90】
第50回理学療法士国家試験PM90 各骨折の概要 理学療法士国家試験には、沢山の骨折名が登場する。主に整形外科学分野の問題であることが多く、大半は骨折の名称と基本的な概要を把握していれば正答することができる。骨折部位を覚える上で、前提条件として解剖学の知識が必要になるため、骨の解剖が把握できていない場合はそちらの学習を優先することをオススメする。ここでは、Jefferson骨折・Malgaigne骨折・Monteggia骨折・Colles骨折・Smith骨折・Bennett骨折・Dupuyt ...
【図付き】肩の整形外科的テスト(8種)/腱板損傷・腱板断裂・肩インピンジメント症候群
腱板断裂・損傷の整形外科的テスト 腱板断裂や腱板損傷の整形外科的テストには、フルカンテスト・エンプティカンテスト・リフトオフテスト・ベリープレステスト・ベアハグテストなどがある。棘上筋・肩甲下筋・小円筋をテストするのが一般的である。 フルカンテスト(Full Can Test)【棘上筋】 フルカンテスト(Full Can Test)は棘上筋の機能を検査するための整形外科的テストである。母指を上向きにした状態で肩関節を90°外転位にし、前腕部分に抵抗をかける。この際に痛みが出れば損傷などの可能 ...
68歳の女性。変形性股関節症。発症して10年が経過し、右人工股関節置換術を施行することになった。【第53回理学療法士国家試験AM1】
第53回理学療法士国家試験AM1 変形性股関節症の概要 変形性股関節症は関節軟骨の変性や摩耗が原因となって生じる、股関節の器質的障害である。病期が進むに連れて変形が著しくなり、日常生活に大きな影響を及ぼすこともある。理学療法士国家試験においては重要となるポイントがあるので、得点するだけであればそこまで苦労はしないはずだ。 変形性股関節症の初期では、正座時や階段昇降時などに疼痛が発生する。 進行期から末期になると、関節可動域制限や水腫・歩行困難・疼痛のさらなる増強などが生じる。 レントゲン像の ...
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【図解】膝蓋骨で正しいのはどれか【第54回理学療法士国家試験AM71】
第54回理学療法士国家試験AM71 膝蓋骨の移動について 膝蓋骨には上部は大腿四頭筋腱、下部は膝蓋腱が付着しており、大腿四頭筋の働きによって上下に移動する。大腿骨と関節を形成しているが、浮遊骨と認識しても問題はない。ここからは膝の運動とそれに伴う膝蓋骨の移動について紹介する。 膝伸展に伴う膝蓋骨の移動 膝関節が伸展するためには、大腿四頭筋の十分な収縮が必要になる。大腿四頭筋は下前腸骨棘(骨盤)から起始している筋肉であるため、収縮すると上方向へ引き上げる力を発揮する。つまり、膝関 ...
【肩甲帯の運動学】肩甲骨の下方回旋に作用する筋はどれか【第53回理学療法士国家試験AM71】
第53回理学療法士国家試験AM71 肩甲帯の運動を理解する 肩甲帯の運動とは、わかりやすく言い換えると「肩甲骨の動き」である。四肢を中心に考えると、関節が大きく動くイメージがあるかもしれないが、肩甲帯の動きに関してはそこまで大きな動きは起こらない。 しかしながら、肩甲帯の運動は肩関節疾患をみる上でとても重要な指標になるほか、国家試験にも頻出している。そのため、確実に回答できるように準備しておこう。 まずは、肩甲帯の運動の種類について紹介していく。 肩甲帯の挙上 挙上では主に上内 ...
【問題演習】57回PT国家試験(AM21-100)問題と回答
【問題演習用】第57回PT国家試験(AM21-100)の問題と正答です。 解説は掲載しておりませんので、各種専門書をご確認ください。 問題21-30 1. 専門用語で説明する。 2. 説明用の文書を用意する。 3. 治療のデメリットは伝えない。 4. 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。 5. 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。 1. ハンドリングを行う。 2. 休憩を入れずに練習する。 3. 踵接地の練習を繰り返し行う。 4. 後ろ歩きや横歩きの練習を取り入れる。 5. ...
手根骨を図に示す。 矢印の部位はどれか。【第52回理学療法士国家試験AM52】
第52回理学療法士国家試験AM52 手根骨の配列について 人間の手根骨は以下のようになっている。前述している通り、掌側から手根骨を見ると豆状骨が見えないため、図で出題される場合は背側からであるケースが大半を占める。 手根骨は「豆状骨・三角骨・月状骨・舟状骨・大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鉤骨」の8つの骨の総称である。足根骨は「踵骨・距骨・舟状骨・立方骨・内側楔状骨・中間楔状骨・外側楔状骨」の7つからなるが、舟状骨に関しては手根骨と足根骨の両方に存在している。 手根骨の覚え方につ ...
【動脈触知一覧】動脈と脈拍の触知部位との組合せで正しいのはどれか。【第53回理学療法士国家試験PM60】
第53回理学療法士国家試験PM60 体表から触知することができる動脈について 人間の体には沢山の血管が通っており、そのうちのいくつかは体表(皮膚の外側)から触知することができる。血管における触知とは、脈拍を感じる事ができるという意味である。理学療法士国家試験にもいくつかの大切な動脈が頻出しているので、確実に抑えておきたい。 頻出の動脈はすべて自分の体で試す事ができるので、場所と暗記項目を整理しながら覚えるとよい。 特に触知しやすい血管である、総頚動脈・腋窩動脈・上腕動脈・橈骨動脈は、脈拍を測 ...
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脳性麻痺・GMFCSによるレベルはどれか。【第47回理学療法士国家試験PM17】
第47回理学療法士国家試験PM17 類似問題:第46回理学療法士国家試験AM14 類似問題:第51回理学療法士国家試験AM89 Gross Motor Function Classification System(GMFCS)とは Gross Motor Function Classification System(GMFCS)とは、脳性麻痺児に対して行う評価で、粗大運動能力を検査することができる。健常児であれば遂行可能な全88個の項目から構成され、達成度によって ...
【図付き】肩の整形外科的テスト(8種)/腱板損傷・腱板断裂・肩インピンジメント症候群
腱板断裂・損傷の整形外科的テスト 腱板断裂や腱板損傷の整形外科的テストには、フルカンテスト・エンプティカンテスト・リフトオフテスト・ベリープレステスト・ベアハグテストなどがある。棘上筋・肩甲下筋・小円筋をテストするのが一般的である。 フルカンテスト(Full Can Test)【棘上筋】 フルカンテスト(Full Can Test)は棘上筋の機能を検査するための整形外科的テストである。母指を上向きにした状態で肩関節を90°外転位にし、前腕部分に抵抗をかける。この際に痛みが出れば損傷などの可能 ...
【問題演習】57回PT国家試験(AM21-100)問題と回答
【問題演習用】第57回PT国家試験(AM21-100)の問題と正答です。 解説は掲載しておりませんので、各種専門書をご確認ください。 問題21-30 1. 専門用語で説明する。 2. 説明用の文書を用意する。 3. 治療のデメリットは伝えない。 4. 心理状態に関わらず患者の決定が優先される。 5. 患者は正当な理由があっても同意を撤回できない。 1. ハンドリングを行う。 2. 休憩を入れずに練習する。 3. 踵接地の練習を繰り返し行う。 4. 後ろ歩きや横歩きの練習を取り入れる。 5. ...
股関節の内旋運動に関与する筋はどれか。2つ選べ。【第48回理学療法士国家試験PM71】
第48回理学療法士国家試験PM71 股関節の運動に関与する筋 今回の問題で登場している股関節の筋と作用は以下のようになっている。 小殿筋(gluteus minimus) 起始:腸骨後面 停止:大転子 作用:股関節の伸展・屈曲・外転・外旋・内旋 大殿筋(gluteus maximus) 起始:腸骨・仙骨・尾骨後面 停止:腸脛靭帯・殿筋粗面 作用:股関節の伸展・外旋・外転 縫工筋(sartorius) 起始:上前腸骨棘 停止:鵞足(脛骨上部内側) 作用:股関節の屈曲 ...
閉塞性換気障害を呈するのはどれか。2つ選べ。【第44回理学療法士国家試験PM72】
第44回理学療法士国家試験PM72 閉塞性換気障害とは 閉塞性換気障害とは、炎症のため気道が狭くなってしまい瞬発的な呼出ができなくなった状態のこと。肺内に空気が残りやすくなるため、肺のコンプライアンス(膨らみやすさ)は上昇する。 1秒率(FEV1%)が70%以下の場合、閉塞性換気障害であると判断する。 肺気腫 肺胞壁が拡大しすぎることで生じる閉塞性換気障害である。気管支には平滑筋が付着しており、これによって肺胞および肺胞へつながる気管支は常に広がった状態となっている。 肺気腫で ...
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【動脈触知一覧】動脈と脈拍の触知部位との組合せで正しいのはどれか。【第53回理学療法士国家試験PM60】
第53回理学療法士国家試験PM60 体表から触知することができる動脈について 人間の体には沢山の血管が通っており、そのうちのいくつかは体表(皮膚の外側)から触知することができる。血管における触知とは、脈拍を感じる事ができるという意味である。理学療法士国家試験にもいくつかの大切な動脈が頻出しているので、確実に抑えておきたい。 頻出の動脈はすべて自分の体で試す事ができるので、場所と暗記項目を整理しながら覚えるとよい。 特に触知しやすい血管である、総頚動脈・腋窩動脈・上腕動脈・橈骨動脈は、脈拍を測 ...
成人の安静開脚立位で安定しているのはどれか。【第52回理学療法士国家試験午前69】
第52回理学療法士国家試験AM69 安定性に関する問題のポイント 立位・座位に関わらず、ここから紹介する内容はリハビリを行う上での基本的な物理学の知識となる。コントロールの悪い患者に対しては安定性の高い運動から処方し、徐々にレベルを上げていくことが重要となる。リハビリの難易度を設定する上でも必須の知識であり、問題自体のレベルも低いため、確実に得点できるようにしておきたい。 重心の高さ 重心とは体の重さの釣り合いが取れている点のことを意味している。前後左右方向の重心と上下方向の重 ...
胃の解剖について正しいのはどれか。【第52回理学療法士国家試験PM58】
第52回理学療法士国家試験PM58 胃の解剖 胃は大きく分けて3つの部分に分けられている。胃底部は胃の上側、胃体部が胃の中心部、幽門部が胃の下側となっている。胃の右縁は小弯、左縁は大弯と呼ばれる。 胃底部 胃底部には噴門腺と呼ばれる分泌器官が多く存在している。噴門腺にある細胞は副細胞で、粘液を分泌することにより胃液の強力な酸性から胃を保護している。 胃体部 胃体部には胃底腺と呼ばれる細胞が多く分布している。胃底腺が多いのは胃底部ではないので間違えないように注意したい。胃底腺には ...
股関節の図を示す。臼蓋角はどれか。【第53回理学療法士国家試験AM19】
第53回理学療法士国家試験AM19 臼蓋角(sharp-angle) 臼蓋角は両側の涙痕を結ぶ線と涙痕・臼蓋外側縁(臼蓋嘴:きゅうがいし)を結ぶ線がなす角である。単語で暗記するのは難しいかもしれないが、画像を見て涙痕と臼蓋外側縁を覚えておけばそこまで複雑なものではない。 乳幼児の正常値は33-38°ほどとなっており、これ以上角度が大きくなると(=臼蓋外側縁が上がり、臼蓋が浅くなる)発育性股関節形成不全と判断できる。 なお、成人男性の正常値は38-42°、成人女性の正常値は43-45°となって ...
関節リウマチについて正しいのはどれか【第53回理学療法士国家試験AM87】
第53回理学療法士国家試験AM87 関節リウマチの概要 関節リウマチは原因がわかっていない自己免疫性疾患である。進行性であり、関節に炎症が生じると同時に破壊されていく特徴がある。感染やストレスなどにより免疫機能に異常をきたした結果、発症すると考えられている。複数の関節に発生し、左右対称性の関節炎が生じる。好発年齢は30-50歳である。 解説にも記載しているが、初発は四肢末梢の小関節である。男女比は男:女=1:5と女性に多い。疼痛・腫脹・関節可動域の低下などが主訴かつ主症状である。関節破壊は滑 ...
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